自分に合った住まいを選ぶ方法

“いつかは自分の家を持ちたい”年齢を重ねていくと、誰しもふつふつと湧き上がってくる思いではないでしょうか。特に日本人は、持ち家志向の強い民族であるとも言われており、現に人口の約6割以上の人が自分の持ち家で暮らしています。日本よりも国土の広いアメリカやイギリスもこれとほぼ同じくらいの水準となっています。

なぜこのようにたくさんの人が持ち家を持ちたがるのか。それは、持ち家を持っていることで感じる利点が多いためです。持ち家は一種のステータスとしてその人の安定した収入を裏付けるものにもなりますし、安定した生活を営む基盤となるものであるからです。“衣食住”は、人間が人間らしく日々の生活を営む上で最低限必要不可欠であるとされているものです。その“住”が保障されるのですから、本能的に安定を求めることも理にかなった感覚であるといえます。そのため、持ち家を持つことが将来的な目標になり、持ち家を持つことが一人前の証となっているのです。

現在日本では、個人住宅は年間で70万個以上建設され、増え続けています。持ち家の所持率は、年齢を追うごとに増えており、20代の2割以下をはじめとして、30代ではほぼ5割となり、40代でおよそ6.7割、50代ではおよそ7.6割、60代ではおよそ8割となっています。60代を過ぎると、だいたいの人が持ち家を建て、老後の生活に備えているようです。ただこの数字の中には、相続などで家を取得しているケースもありますので全ての人が自分で家を買ったとは言えませんが、ここまでの数字になってしまうと、持ち家を持っていない人はマイノリティとして心細い思いをしてしまいそうです。

家を買うか買わないかは、言ってしまえば本人が買いたいと思うか思わないかの差のみです。家を買うにはまとまったお金が必要で、ローンを支払うにも一定水準以上の収入が必要であるというイメージがあるかもしれませんが、一概にそうとも言えません。頭金なしで家を購入している人も実際に存在しますし、年収300万円代でも家を購入している人だっています。実際問題、家を買うのと賃貸を借り続けるのとは、生涯の支出でそれほど差はありません。家賃1万円の家にずっと住み続けるのであれば別ですが、年収が500万円ほどもあるのであれば、その水準でローンを払い続けることは可能なはずです。同じ金額を支払うにしても、賃貸でずっと借り続けるのか、自分の持ち家を持つことが出来るのかでは精神面でも大きく違ってくるのではないでしょうか。

一番の大きな違いは、老後の生活です。退職し、年金生活となったときに高額な家賃を払い続けるのは大きな負担となります。年金のほとんどが家賃に消えてしまうなんてことになると、生活をするのがとても困難です。しかし、家を買い、ローンの支払いが終わっているのであれば、その心配はいりません。ただ注意が必要なのは、家も消耗品であるということを忘れてはいけないという点です。高い買い物ではありますが、家も年数を重ねると古くなり、リフォームやメンテナンスなどが必要になります。さらに、家を持っているというだけで固定資産税という税金もかかります。ただ、これらを換算しても毎月家賃を支払うよりは希望が持てます。また、家は売ることも出来ますので、まさに財産となるのです。

家を買うか買わないかは個人の自由ですが、迷うためにも知識が必要です。ここでは、家を買うときに持ちやすい疑問や、必要な知識などをご紹介していきます。